精神の健康を保つ
ライバルは意外なところにいたのです。
総合職ではない同性に、なにかにつけて足を引っぱられたのです。
「ライバルは女性でした」。
そう彼女は振りかえります。
ノイローゼに陥った彼女は、入社2年後には43キロだった体重が55キロにまでなり、しみ治療を行っているある美容皮膚科を訪ねてきたのです。
その彼女も皮膚科やエステに半年通い、元どおりのスマートに。
そしてやがて結婚。
現在ではご主人の実家で3歳の男の子とノイローゼとはまったく無縁の生活をしています。
そのA子さん、近況を伝える文面に加えてこんなことが書き添えられていました。
「夏になると憂うつになるのです。とても不安な日を迎えるのです。
稲穂も伸び盛りのころになると町から回覧がまわってくるからです。
『○日に空中散布します。当日は洗濯物、自動車などを屋外に出さないようにしてください』
そして当日、農薬を散布するヘリコプターは低空で家の上を何回も何回も通過します。
こうした日が年に2、3日あります。
私は、子供をしっかり抱いてその日一日は家に閉じこもりっきり。
不安におののくような重い気分になります。私たち大人はそれでもと思いますが、子供のことを考えると・・・。
幸せで、OL時代のようにノイローゼになることもありませんが、これだけは不安で不安でしょうがありません」
・・・まだまだ、農薬の空中散布が禁止されていないところも多いのです。